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読者さんうちのチワワ、ときどき後ろ足をケンケンと上げて歩くんです。「膝の脱臼(パテラ)かも」と聞いて、心配になってきました。
膝の脱臼(パテラ)は、チワワなどの小型犬にとても多い膝のトラブルです。後ろ足を上げる、ケンケン歩きをする、といったしぐさで気づく飼い主さんが多いんですよね。
大切なのは、早めに動物病院で診てもらうことです。そのうえで、家での暮らしを少し工夫すると、膝への負担を減らせる場合もあると言われています。



12年間チワワと暮らしてきた経験から、パテラのサインと受診の目安、家庭でできる予防を正直にまとめます。
犬の膝の脱臼(パテラ)とは?小型犬に多い理由
膝の脱臼は、正式には「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」と呼ばれます。膝のお皿の骨が、本来の溝から内側や外側にずれてしまう状態のことです。
「パテラ」という呼び方でも知られていて、チワワ・トイプードル・ポメラニアンといった小型犬にとくに多いと言われています。
小型犬に多い理由は、体の小ささにあります。膝まわりの骨や溝が浅く、お皿がずれやすい構造の子が多いためです。生まれつきの体質が関わることもあるとされています。
チワワの体の特徴や育て方の基本は、チワワの飼い方の記事にもまとめています。
こんなサインに注意|ケンケン歩きと後ろ足
パテラは、歩き方のちょっとした変化で気づけることが多いです。次のようなしぐさが見られたら、膝に負担がかかっているサインかもしれません。
- 後ろ足を、ときどき宙に浮かせて歩く
- スキップのようにケンケンと歩く
- 急に「キャン」と鳴いて足を気にする
- 座り方や後ろ足の伸ばし方が、以前と違う
パテラには、症状の程度によって大きく4つの段階(グレード)があるとされています。目安として知っておくと、動物病院での説明も理解しやすくなりますよ。
| 段階 | おおよその状態 |
|---|---|
| グレード1 | ときどきずれるが、自然に戻ることが多い |
| グレード2 | ずれる回数が増え、ケンケン歩きが目立つ |
| グレード3〜4 | 常にずれた状態に近く、歩き方に影響が出やすい |
ただ、これはあくまで一般的な目安です。実際の段階や向き合い方は、獣医師の診察で判断されます。自己判断はせず、気になったら相談してみてくださいね。
気になったら、まず動物病院で診てもらう
後ろ足を気にするしぐさが続くときは、まず動物病院を受診してください。パテラは、進行の程度によって家でのケアの仕方も変わってくるからです。
「歩けているから大丈夫」と様子見を続けるうちに、少しずつ進むこともあると言われています。早めに今の状態を知っておくことが、いちばんの安心につながるのではないでしょうか。
受診のときは、いつ・どんなときにケンケンするのかをメモしたり、動画を撮っておくと、獣医師に状態が伝わりやすくなります。
家庭でできる悪化予防の工夫5つ
診てもらったうえで、家での暮らしを見直すことも大切です。膝への負担を減らすために、我が家でも気をつけていたことを中心に紹介します。
①フローリングの滑り対策をする
ツルツルした床は、足が滑って膝に負担がかかりやすい環境です。よく通る場所にマットやカーペットを敷くだけでも、踏ん張りやすくなります。
②段差やソファのジャンプを減らす
ソファやベッドから飛び降りる動きは、膝に強い衝撃がかかります。ステップ(階段状の台)を置いたり、抱っこで上げ下ろししてあげると安心です。
③足裏の毛をこまめに整える
肉球のまわりの毛が伸びると、床で滑りやすくなります。伸びてきたら少しカットしてあげると、踏ん張りがきいて転びにくくなりますよ。
④体重を増やしすぎない
体が重くなるほど、膝が支える負担も大きくなります。適正体重を保つことは、膝を守るうえでとても大事なポイントです。
チワワの適正体重の目安は、チワワの体重の記事で骨格別に解説しています。
⑤適度な運動で脚の筋肉を保つ
膝まわりの筋肉は、関節を支えるクッションの役割をしてくれます。平らな道での無理のない散歩など、負担の少ない運動を続けるのがおすすめです。
ただし、急なダッシュやジャンプの多い運動は逆効果になることもあります。運動の内容は、獣医師と相談しながら決めると安心ですね。
食事や体重管理でできること
パテラそのものを食事で治すことはできません。ただ、体重管理を通して膝の負担を軽くするという意味では、毎日のごはんも大切な要素です。
太りやすい子は、カロリーや量を見直すことから始めてみましょう。体重が気になる場合の食事の考え方は、チワワのダイエットフードの記事が参考になります。
また、関節をサポートする成分(グルコサミンやコンドロイチンなど)を含むフードもあります。関節が気になる小型犬向けの選び方は、犬の関節サポートフードの記事にまとめました。
【体験談】ぽぽの膝を守るために続けたこと


我が家のぽぽも小型犬なので、膝はずっと気をつけていた部分でした。フローリングには滑り止めのマットを敷き、ソファからの飛び降りはできるだけ止めるようにしていたんです。
後ろ足の様子がいつもと違うと感じたときは、自己判断せずに動物病院で診てもらいました。プロに状態を確認してもらえると、気持ちの面でも本当に安心できました。



特別なことより、「滑らせない・飛び降りさせない・太らせない」の積み重ねが、膝を守る近道だと感じています。
- パテラは自然に治りますか?
-
軽い段階では、ずれたお皿が自然に戻ることもあると言われています。ただ、状態が進むかどうかは個体差が大きいため、まずは動物病院で今の程度を確認してもらうのが安心です。
- パテラの子は散歩させても大丈夫ですか?
-
平らな道での無理のない散歩は、脚の筋肉を保つのに役立つとされています。一方で、急なダッシュやジャンプは負担になることもあります。運動の内容は獣医師に相談して決めると安心ですよ。
- サプリやフードで予防できますか?
-
フードやサプリでパテラそのものを治すことはできません。ただ、体重管理や関節をサポートする成分は、膝の負担を軽くする一助になるとも言われています。あくまで補助として考えましょう。
- 何歳ごろから気をつければいいですか?
-
生まれつきの体質が関わることもあるため、子犬のうちから床の滑り対策をしておくと安心です。年齢に関係なく、後ろ足を気にするしぐさが出たら早めに相談してあげてください。
まとめ:犬の膝の脱臼(パテラ)と向き合うために
- 小型犬に多い ── チワワなどは膝の構造上ずれやすく、ケンケン歩きで気づくことが多い
- まず受診 ── 後ろ足を気にするしぐさが続いたら、自己判断せず動物病院へ
- 家庭の工夫が効く ── 滑り対策・ジャンプを減らす・体重管理の積み重ねが膝を守る
- 迷ったらまず一歩 ── 気になった今日、動画を撮って相談する準備から始めよう


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